ハヤカワのポケミスを、最後まで読んだのは、初めての事じゃない?
まあ、薄いから、すぐ読み終えるだろうと、江刺図書館から借りてきたものでした。
なんと、中は、中国の物語。
「中国に比類なき名探偵あり。その名はディー判事」(漢和辞典では、テキとも読むようだが、オイラのPCでは、出てこない)
”ディー判事は、歴史上実在の人物である。彼が生きたのは、唐の時代、西暦630年から
700年である。偉大な探偵として名声を博しただけでなく、卓越した政治家でもあり、(
経歴(キャリア)の後半期には大唐帝国の内政外交にわたり重きをなした。
作中のさまざな冒険は、この史実をふまえてはいるが、まったく架空の
物語である。」--著者あとがき--より。
まあ、読んでみれば、宮中の権力と陰謀と殺人事件と・・・そして、名探偵登場で
スパッと事件は解決。
著者は、中国の古い小説に出会い、それを、多少の”面白さ”を加えながら、
探偵小説を書き出していったようだ。(詳しいことは、最後の”解説”に、評論家の
松江松恋氏が、キチンと書いてあるので、手に取る機会があったなら、この、”真珠の首飾り”ポケミスを読んでほしいな。)
次のポケミスは、誰のものを、借りてこようか?
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” 遠近の 灯りそめたる ビールかな ”
-- <日々の歳時記 PHP文庫>より 6/21
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